2009.11.23

子ども博物学士講座のお知らせ

11月28日に、龍郷町子ども博物学士講座が開催されます。

今回のテーマは鳥。

奄美野鳥の会会長であり、環境教育プロジェクトメンバーでもある、鳥飼久裕さんが講師を勤めます。
単なるバードウォッチングではありません。バンディング(鳥の標識調査)の資格を持つ鳥飼さんならではの特別な講座です。

調査の過程で捕獲した鳥を間近で見られる、というスペシャルな企画なのです!

今の時期は、渡りの鳥がいろいろといますので、きっとおもしろい鳥がたくさん見られるでしょう。

対象は、龍郷町の小中学生とその保護者に限定されます。
ただ、視察など興味関心がある方については、お問い合わせください。

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県児童生徒作文コンクールについての記事

奄美新聞にて、先日の龍北中学校2年生 大司花月さんの特選入賞記事が掲載された。

こちらでも紹介しておく(掲載許可済)。

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2009.11.22

ヤマタカマイマイ

ヤマタカマイマイというカタツムリがいる。いずれもナンバンマイマイ科に属している。

名前の通り、通常のカタツムリよりも、殻の山の高さがあるのが特徴だ。
また、樹上で主に暮らしているため、移動中などにたまに地面にいる場合を除き、なかなか見つからない。面白いことに、振動に敏感だ。どんくさそうなのに、近づいて写真を撮ろうとすると、いきなりぽとっと地面に落ちて姿をくらませることが2回ほどあった。

奄美には、ウラジロヤマタカ、クマドリヤマタカ、アマミヤマタカの3種が生息している。
いずれも絶滅危惧種であり、この周辺だけに生息する固有種である。

先日、ちょうど3種とも写真が撮れたので、紹介する。
カラフルだし、かわいいし(殻の幅は約2cm)、個人的に、結構好きなカタツムリだ。

クマドリヤマタカ Satsuma (Luchuhadra) adelinae は、奄美大島では南部で比較的よく見つかるヤマタカマイマイ。少し山地の植物上で見つかる。確かに殻の山はかなり高い。マニアにも人気があるそうだ。

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アマミヤマタカは、ヤマタカにしては、殻の高さが低い。1984年に発見。徳之島に生息するトクノシマヤマタカと近縁種だそうだ。分布は奄美大島の中南部に局所的で比較的標高が高い場所にいる。学名のSatsuma (Luchuhadra) shigetai は、私も貝で困った時に知恵をお借りする重田弘雄氏に献名されたものだ。色のバリエーションはいくつかあるので、私も判断に迷うことが多々ある。

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ウラジロヤマタカ Satsuma(Luchuhadra)sororcula は、我が家の裏庭の林で見つけた。ハマイヌビワの木を好む模様。喜界島にも分布している。奄美大島では北部に生息している。なんだか上品に感じる色合いだ。

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オオヒシクイ飛来

オオヒシクイが来ていた。

奄美では大変珍しいこと。カルガモと一緒に泳いでいたが、親子?と勘違いするようなサイズの差があった。

以前、茨城や北海道で見て以来だから、かれこれ7〜8年見ていなかった鳥だ。

オオヒシクイは、ヒシクイの亜種。ヒシクイよりも少々サイズが大きい(慣れていないと、さっぱり違いがわからないが)。

名前は、ヒシの実を好んで食べることに由来する。あんなとげとげの実をよく食べるものだ。
観察した時は、水底の草(アマモの仲間か?)を食べていた。

1羽のみでの飛来は、悪天候でルートを外れたためか、それとも体調不良か。
いずれにしても、無事に本来のルートに戻ってほしいものだ。1121hishikui

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激変 加計呂麻島の景観

加計呂麻島で、松枯れが進んでいることは知っていた。

しかし、実際に見て愕然とした。

松という松がほとんど枯れている。
まるで、紅葉か落葉樹のようだ。

原因はマツノザイセンチュウとそれを媒介するマツノマダラカミキリ。

奄美大島にも飛び火し、本島側の瀬戸内町でも結構茶色い松が目立った。

防除作業を行っているが、多少の対策では、広大な森への拡大を防ぐのは不可能に思える。
これも自然の流れなのか? それともやはり人間活動が何らかの影響を及ぼしているのか?


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大勝小学校の子とサンゴと魚の調査

21日午前中は、大勝小学校の6年生で、サンゴ礁を研究するグループと、漁獲量に関する研究を行っているグループを連れ、瀬戸内町にてグラスボートに乗ってきた。

サンゴが残っている場所が、わずかなため、子どもたちが自分の目で見られるようなところがなかなかない。そこで、瀬戸内町まで行って、そのわずかに残った貴重なサンゴを見てきたのだ。

どちらも注意させたのは、以下の点。

サンゴが生きている場所と死んでいる場所での生き物の種類と数の違い。

これはやはり、自分の目で確かめてほしいものだ。
そこで、あらかじめ船長さんにお願いし、サンゴが生きている場所と死んでいる場所の両方を見せてもらった。

子ども達は、カラフルなサンゴに大感激。

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クマノミやヒメシャコガイなども見つけて大喜びしていた。一方、サンゴが死んでいる場所では、やはり生物がかなり少ないことを確認。色のない世界に、テンションも下がっていた。

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子ども達を瀬戸内まで連れてきてくれた保護者からも、「やはり実際に見てみないとわからないものですね」という言葉が出た。これからも、是非とも現状を伝えるために、いろいろなところに子ども達を連れていってあげてほしい。

今後の学習に是非ともこの経験を活かしてほしいものだ。
最後に、船長さんや、海の駅の店員さんに、インタビューなどを行い、学習を進めた。

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さて、利用したのは、一般的な水中観光船ではなく、ヤマハタ マリンサービスの「りゅうぐう」というグラスボート。こちらは、ある程度こちらで希望した場所に連れて行ってくれるうえ、船底が浅いので、サンゴが残った貴重な場所にもサンゴを傷つけずに入って、間近で観察できる点でおすすめである。また、船長の山畑さんが学習活動にも理解がある方で、コース設定に細かい融通が利くことも、おすすめできる点である。以前も突然出てきたイルカをしばらく観察させていただいた(電話 0997-72-4584)。


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大勝小学校の子とクロウサギ調査

大勝小学校6年生のクロウサギ研究グループと、20日の夜に、クロウサギ調査に出かけた。

このグループは、「クロウサギの交通事故を減らすためにはどうしたらよいか?」というのがテーマ。
現在、クロウサギの事故が多発していることからも、タイムリーなテーマである。

どんな場所にクロウサギが出てくるのか?
なんのために出てくるのか?
どんな場所でよく事故にあうのか?
なぜ事故にあうのか?
行動の特徴は?
クロウサギの生息場所に事故防止対策はあるか?

上記のことなどを実際に調べに行った。

しかし、あいにくの悪天候。寒いし雨が降る。経験上、こういう日はあまり出ない。
しかも、林道に入ってすぐに対向車が来る。

条件としては良くなかった。

結局合計で5頭を確認したが(これまでの子ども達との調査では最低記録)、子ども達もじっくり見られたのは2頭のみ。
しかし、どこで、どんな風に出てくるのか、だけは確認できたと思う。いや、大興奮だったから、記憶にしっかり詳細が残っているかは疑問だな。同行した先生も保護者も野外で見るのは、はじめてだと言う。

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クロウサギが頻繁に出る場所であっても、通行注意の看板も1つもなく、誰しも自由に入れる状態。しかも、舗装路ではよほど気をつけないと、スピードが出てしまう。しかも、クロウサギの動きは鈍く、道路は食事やトイレの場としてよく利用されている。知識のない人が入ったら、それこそ、すぐに事故が起きてしまう条件がそろっている。

ほとんど保護策はとられていないのが現状。
子ども達はこの現状を目の当たりにして、はたしてこれからどういった対策を考えていくのだろうか。

フンの特徴を道路に降りて観察しながら、今後考えていくことに対し、ヒントを出した。

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こういった試みを小さいころから重ねていないからこそ(そもそもクロウサギを見ていない人が大半)、大人は本気で守ろうとも思わないし、また、有効な策も思い浮かばないのだろう。

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アサギマダラ マーキング調査「速報7」

マーク付き個体をさらに2個体捕獲。

天候不順なうえ、授業がたてこんでいて、捕獲できるのは、昼休みのわずか1時間ほど。
しかし、集まる場所を把握していると、そこだけで集中的に採れる。

いつものように、アサギマダラ調査の第一人者である栗田昌裕さんに訪ねて、どこから飛来したものか判明した。

さて、1個体は、伊豆の小下田から飛来した個体。伊豆からの飛来は珍しいとのこと。

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もう1頭は、またもや二段標識。栗田さんによると、途中の標識が入って、さらに捕獲される例は、まだまだ少ないらしい。

問い合わせた結果、大阪で放された個体が、翌日に兵庫県宝塚市で再捕獲され、さらに私に奄美で捕獲されたことになる。今後、さらに途中経過が見えるような再捕獲例が増えると、ルート解明に少し貢献できることになる。さらなるキャッチャーの確保が課題だ。

奄美では、最近キャッチャーが数人出てきたが、まとまった数のマーカーは私のみ。
せっかくお金をかけずに楽しめることがあるのになあ。

これで、私が再捕獲したマーク付き個体は16.マークした個体数は、1900を超えた。


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11/20の授業の報告

龍南中学校 5・6時間目 1年生 探究コース

龍南中学校も大詰め。パワーポイントをほぼ完成まで導かなくては、次回の発表練習に間に合わない。

各グループごとに現在までの進行状況をチェックし、修正点、追加点を個別に指示した。
特に、やはり結果から考察への流れは、どこも大変不十分。

昨年1度は経験している子が多いものの、1度くらいでは身になっていないことを痛感した。
そこで、具体的に今から可能な範囲で改善できることを指示し、ストーリーによどみがなくなることを心がけさせた。

いかに、彼らがいままで調べてまとめるだけしかしてこなかったかが、よくわかる。
大事なのは、調べたことから何が言えるかを考えることなのに。
こういった試みがない学校では、そのまま「考える」ことの本質を学ばせることなく、大人にしてしまう。

文科省ももう少し本気でこのあたりを考えるべきだろう。


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11/20 龍瀬小学校 学習発表会

龍瀬小学校 6年生が、自由研究発表大会で披露した「きみはケンムンを見たか」という探究活動の成果を、劇風にアレンジして発表してくれた。

マイクを使用していなかったので保護者たちにはあまり声が聞き取れず、スクリーンの文字も小さすぎた点が残念だったが、試みとしては、大変興味深いものだった。

100人以上にアンケートしてケンムンの目撃者を探し、貴重な6例の目撃例から特徴をまとめただけでも素晴らしいのに、さらに最近の目撃例がないことを自然の減少と関連づけ、自分たちがケンムンに出会うために、省エネなどに取り組む、という深みのある内容だった。

今回は、さらに沖縄のキジムナーと奄美のケンムンを、それぞれイメージした実物大キャラクターまで作成していたのが、素晴らしい。

今後、さらなる発展に期待したい。

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